食品偽装について調べました

中国産食品への不安

中米パナマで、ある風邪薬を服用した人が死亡し、北米では、あるペットフードを食べた犬や猫が死んだ事件があります。

そのそれぞれで、原料から毒性物質が検出されたのですが、その原料は中国企業のつくったものだったのです。

 

北京東部の市場では、中国東北地方産のキクラゲが麻袋に入れられ、所狭しと置かれています。

その値段は、500グラムで10元〜30元と差があります。

キクラゲを市場に卸している人によると、安いものは薬を使用して加工しているそうです。

キクラゲと種類が異なるきのこに、鉄くずや硫酸マグネシウムなどを混ぜ合わせた薬品を付けて、本物のように見せているといいます。

 

偽キクラゲは、2006年3月には山西省で約100キロ、北京では2001年に約280キロ、四川省成都では約3000キロ見つかっています。

中には、工業用のインクで着色してあるような、常識では考えられないものも見つかったそうです。

そのような偽キクラゲを食べた人は、下痢や嘔吐の症状が現れました。

 

また、2003年に安徽省で起きた偽粉ミルクの事件は、中国の人々にも衝撃を与えました。

この事件によって、229人もの幼い乳児が栄養障害となり、そのうちの12人は死亡してしまいました。

この偽粉ミルクは、でんぷんなどに香料を混ぜたという粗悪品でした。

 

日本では、中国から農産物をたくさん輸入しているので、このような事件は関係ない、とは言えませんね。

そのような食品が日本に輸入されていると思うと、ゾッとしてしまいます。

食品偽装から子どもを守る

次々と発覚する食品偽装事件によって、私たちは食の安全性について鈍感になってしまっています。

しかし、それは大変危険なことで、とくに子どもさんがいる家庭では、いつでも食に対して、敏感でいなくてはいけません。

 

最近の食品偽装事件を振り返ると、大きく二つに分けられます。

一つは食肉に関わる偽装で、もう一つは加工品に関わる偽装です。

 

野菜や魚、米やパン、めん類など、主食系の食品については、食品偽装事件が逆に少ないと言えます。

たいてい魚や野菜は、丸ごとの状態で売られているので、偽装が難しいのかもしれません。

加工品を控えて、そのような食材をなるべく使って、調理するように心がけると良いでしょう。

 

日本人は、食品だけでなくブランド志向の人が多いようです。

もちろん老舗ブランドの信頼は、ほとんどの場合ですばらしく、商品も期待を裏切らず、とてもおいしいものばかりだと思います。

しかし、最近相次いで起こった事件を振り返ると、必ず大丈夫だと思っていた老舗でも、信頼を裏切るような事件を起こしています。

また、特徴的だったのが、偽装が発覚した商品の多くが加工品であったことです。

 

これから、このような事件が起こらないことを願いたいのですが、これだけ多くもの会社で発覚するということは、他でも行なっていると疑ってしまいます。

そうなると、消費者側が安全な商品を選択するしか方法はありません。

すべての店に疑いを持つ必要はないのですが、ブランドや老舗だからと過信してはいけません。

毎回買う前に、本当に大丈夫か気をつけると良いでしょう。

 

また、子どもさんのおやつに関しては、お母さんが安全な素材をそろえて、手作りしたおやつを与えることも、偽装食品から大切な子どもさんを守る方法の一つです。

食品偽装を防止するには

食品の偽装表示が発覚した背景には、BSE問題による食肉業界の経営不振が挙げられます。

しかし、不正が見つかった事業者には、ミートホープ社のように20年以上もの間、偽装を続けていたところもあります。

 

表示された産地などが適正かどうか、消費者には判断しにくいことを利用して、当面の利益を組織的に追い求めるという体系が成立したようです。

 

多くの食品偽装事件が、内部告発により発覚していることから、食品表示が本当に正しいかどうか消費者は判断が難しく、そのことによりさらに事態が深刻化しています。

 

それでは、食品偽装表示をなくすためには、どうしたら良いのでしょうか?

まず、社会の仕組みを改善していかなければいけません。

農林水産省などでは、すでに監視体制を強化したり、罰則を厳しくしたりする取り組みが行われています。

しかし、消費者が意識的に食品表示に注意していくことも大切です。

 

消費者は、表示に関して少しでも不明な点があったり、わからないことがあったりしたら、お店やメーカーに積極的に申し出るように心がけましょう。

それが偽装とまでいかなくても、作業の上でミスが起こり、正しく表示されていない場合も考えられます。

このように、積極的に表示を気にすることで、販売者側も消費者にとって理解しやすい、適正な表示をするように努めるでしょう。

 

また、食肉偽装事件においては、知名度の高い銘柄や有名な産地へ偽装する事件が目立っています。

消費者の多くが、そのようなブランド名が表示されていれば、高級でおいしく安全だ、と捉えてしまっているようです。

そして、それが偽装されたものだと気づくことなく、食べてしまっているのです。

ブランドだけを重視せずに、できれば自分で味わって本物か判断できるとよいものです。